InfoTank通信
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2011年 10月10日

語学学校の体質がわかる「クラス分け」

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オーストラリアのある語学学校から、今の時点で年内ほぼ満席、という情報が入りました。今のオセアニアの状況から、通常よりこの情報を羨ましがる学校は非常に多かったと想像に難くありません。

全てのコースかどうかはさておき、「一般英語コース」も満席ということでしょうから更に驚きです。通常、このコースが満席になることは非常に珍しく、ようするに入学時のレベルチェックテストを受けるまでは、生徒がどのレベルのクラスに入るかなど前もって完璧に予想することなど不可能。それに、初級・中級・上級(初級、中級は更にいくつかのクラスに分けられることがほとんど)とレベル分けされているクラスに、語学レベルがバラバラな生徒がうまく全てのクラスに入ってしまうことも難しい。

語学レベル分け例えば教室数が少なかったり、クラス分けが細かく設定されていなかったり、学校自体のキャパの問題だったりといろんな要因も考えられますが、長年優良校として君臨してきている実力も評判もあるこの学校で、それは少し考えにくい。あるいは最近ではこの学校と肩を並べるA校・B校(A・Bは学校の頭文字ではありません。念のため)へ送客していた留学エージェントがこぞってこの学校へ変えてきたという仮説も成り立ちそうです。エージェントが送客学校を変えてきた理由はいろいろでしょうけど、A校は何だか以前の勢いがありませんし、B校は学費が高くなったことが原因ではないだろうか。

特にB校は強気ですね。世界は不況、しかし何もあんなにばか高い強気の学校じゃなくてもいいでしょう、と率直に思います。オーストラリア企業の典型で、自国が高景気だから料金をあげざるを得ないという判断をしたのではないかと。賃金、家賃ともに値上げ傾向が続いているし、自己努力で経費を減らすのではなく、その分は留学生から取れという、まさにユニオン(組合)的発想がB校からは垣間見れます。

国内製造、国内消費であればそれも構わないでしょうが、輸出産業がこれをしたらいかがなもか。というか限度があるでしょう。

大学や専門学校も今悲鳴をあげています。留学生が来ないから赤字だって声もチラホラ聞こえてきます。しかし、消費者物価指数とズレていると言いたくなる料金設定でB校は強気過ぎたのか、現状の料金はやり過ぎとエージェントにも思われたんだと感じます。

ついでに、中堅どころのC校・D校(C・Dともに学校の頭文字ではありません)の評判が悪過ぎます。今だからこそ、もっと頑張ってほしいのですが。。。現在D校に通学している留学生からの報告では(ちなみにその留学生は広告を見てD校を決めたとのこと)、最悪だと。D校の学費は評判に比例して安価、とはいいにくい微妙な料金設定ではありますが、料金と評価のつり合いが取れないのはマズイです。ちなみに、D校に通学している留学生ですが、D校の前に他の学校にも通学していたので、他の学校との比較できる状態での感想ですから、まんざら近からず遠からずかもと判断していいでしょう。

さて今回、満席ということで懸念する点は一つ、留学生の語学レベルに合わせたクラス編成が行われない可能性があるという事です。例えばレベルチェックでは中級の下のクラスと判断されても、そのクラスが満席のため空いているもう一つレベルが下のクラスに入れられるようなケースがあるということ。つまり適正レベルでクラス分けが行われないわけですから、語学上達を図る留学生にとって、これはこれは痛いスタートとなります。

とはいっても実際に満席であろうがなかろうが日常的に「それ」が行われている学校もあり、満席時に発生する学校もあり、もちろん人数に関わらず常に適正レベルへ落とし込む学校もあります。これはオーストラリアを限定したことではなく、お隣のニュージーランド、北半球のカナダ、アメリカ、イギリス、etc・・・と国は関係なく、、、、

十分なレベル分けでクラス編成を行えるかどうか、まさに「語学学校の基本機能」で決まるといって過言ではないでしょう。
この部分に疑問を持ってしまう語学学校は決して少なくありませんね、もちろんパンフレットやインターネットを見て判るものでもありませんし。ついでに申し上げれば、この満席間近という感じで期限を区切られたり、申し込みを急がせる留学エージェントや学校には疑問を持ったほうがいい。何故って?上記でも述べましたが、こと一般英語コースに限っては、入学する前に受ける語学力チェックテストの結果なんて本人を含めて誰にもわかりませんし、そのテスト結果を見る前から何かしら規制を設けること自体おかしな話です。そもそも留学生に合わせたレベル分けが行えない学校なのか、もしくは人数が多くなってきたら、その場しのぎで調整してしまう学校かもしれません。

そして留学エージェントは本当に多いです。

クラス分けという事実は知っていても、ただ知っているだけで、今回の内容に興味も関心もなければ、適正レベルで授業スタートできないことの「デメリット」をわかっていない留学カウンセラーや会社もあります。学校からの一方的な情報提供ばかりに耳を傾けるのではなく、留学生の声や現地パートナーの意見にも貪欲に耳を向ければな、と常々考えてしまいます。

今回は満席という優良校からの情報を元に話をしましたが、この学校に限ってレベル分けが満席前後に曖昧になることはないでしょう。だからこその「優良校」として、信用を得ていると信じていますから。


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