InfoTank通信
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2011年 10月20日

オーストラリア英語の「なまり」と国際社会

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【オーストラリア英語はなまっている】、これは通説であるが、はっきり言ってそこにこだわっているのは日本人くらいのものである。自分がオーストラリアに住んでいるということをこの際忘れて、(出来るだけ)冷静に語ってみたいと思う。

まず、この【なまっている】という表現について。
一般的に使われる言い回しではあるが、大辞泉を引くと「ある地方特有の発音をする」「標準語・共通語と異なった発音をする」とある。大辞林を引く。上記に加え「言葉や発音がくずれる」。確かにこれらの点でオーストラリア英語は「なまっている」との表現は適切であるように思う。

しかし、現実社会の中で日本人が【なまっている】との表現を使う際、決して良い意味で言ってはいない。つまり、はっきり言えば【オーストラリア英語はな まっている(からダサくて嫌だ)】と言っているに過ぎないように思う。もしくは【・・・(から標準語のアメリカ英語がしゃべりたい)【・・・(から将来の 私の仕事に影響する)】などという心の声。至っては留学会社のカウンターで【オーストラリア英語はなまっているから、他の国を紹介してください】となるわけだ。

オーストラリア英語の「なまり」と国際社会

確かに英語を母国語とする国の人口を比較するとアメリカ人が一番多いし、加えて日本は右向けアメリカ!的な国民性でもあるから、同じ英語でも発祥のイギリスよりもなぜかアメリカを英語の標準語と信じている日本人が多いのもわからないでもない。
しかし世界は広いのだ。英語を母国語としている人は世界人口の5%にも満たない。英国や米国などの超先進国のおかげで英語が国際共通語にはなってはいるが、世界中の95%の英語話者はアメリカ英語など話してはいない。それぞれ独自のなまりがある英語を話し、誰も○○国の英語をしゃべらなきゃ、なんていうコダワリなど持ってはいない(と思う)。世界を股にかけ、それぞれの英語で、日々ビジネスの世界、経済の世界、政治の世界で活躍しているのだ。英語のなまりよりもその内容であり、交渉の技術である。これをどうしても強く伝えたい。盲目的にアメリカ英語信者になって欲しくはない。

誤解を恐れずに言えば、正直なまりなどどうでも良いと思う。なまり天晴れ、間違い天晴れだ。お互いの話のネタになって嬉しいくらい。25年、30年前に移住した移民だって強い母国英語が抜けないのが現実なのに、1年程度の留学でなまりが身に着くものではないということをまずは心に刻むこと。そんなことに悩む時間があったら、単語の1つや2つ覚えた方が現地へ到着してからよっぽど自分の成功につながると断言する。

昨今は大企業が英語能力を採用の判断材料にするような時代。世界企業のTOYOTAは新規採用の新入社員(一部)にアメリカ留学をさせることを発表した。留学をすることで世界をみて、痛い経験を重ね、よりプレッシャーに強い人材を育成したいためと聞いたことがある。「英語」という言語の表面だけを見るのではなく、何を話し、何を伝え、どんな結果を引き出すのか。英語を使って仕事をしたいというのであれば、なおさら視点改革が急務と思うがいかがだろうか。

何だか負け惜しみに聞こえるだろうか?だが、そう思う方には思ってもらっても構わない。私は留学事業に携わっている限り、物事の本質を伝えたいと思う。
留学先の国や学校を選ぶとき、そこで何を学べるのか、何を得られるかを考えること。「英語のなまり」を筆頭に、天気、洋服、食べ物、美容院、ネット環境、こんなことを心配する前に、留学後のなりたい自分を考える方が大切だと声を大にして叫びたい。

最後に、留学会社に「○○(国)は英語がなまっていないからお勧めですよ」と言われたら是非「なまっていてはいけない理由」を聞いて欲しい。「英語がなまっていては不利なのですか?」とも。必ずその国に送りたい理由は別にあるからね、それを聞いた上で冷静に判断すると良いですよ。


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